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LHCアトラス実験用ICEPP地域解析センター

概要

東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)では、欧州原子核研究機構(CERN)で実験中であるアトラス(ATLAS)実験のための計算機システム(ICEPP地域解析センター)を2007年より運用しています。この計算機システムは、数年間にわたるパイロットシステムを用いた試験運用の経験を踏まえ、アトラス実験の日本におけるデータ解析拠点となるべく構築されました。ICEPP地域解析センターは、WLCG(Worldwide LHC Computing Grid)という分散計算機環境の拠点(サイト)の役割を担っています。WLCGは、アトラス実験を含むLHC加速器で行われている実験で採取する膨大なデータを、世界中に分散した計算機資源を用いて処理するための仕組みであり、CERNを最上位(Tier0)とした階層構造を持っています。この中でICEPP地域解析センターは、エンドユーザーがデータ解析を行うことのできるTier2サイトの役割を担っています。また、ICEPP地域解析センターでは、アトラス日本グループが占有して利用する計算機資源の提供も行っており、対話的にコマンドを実行するログインノードや、テープライブラリを含む階層型ストレージシステムを持ちます。この計算機資源はアトラス日本グループのメンバーのみが利用でき、用途はアトラス実験のデータ解析やモンテカルロシミュレーションのみに限られます。

構成

計算機資源は、WLCGに供出している部分(WLCG Tier2)と、アトラス日本グループが占有して使用する部分(non-grid Tier3)に大きく分けることができます。

使い方

管理者への連絡

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